中古車買取

車査定の時に注意する事・やっておいた方が良い事

車の査定をするときに「少しでも高く売るにはどうしたらいいか?」「査定額が少なくなるのは避けたい」と考える方は多いと思います。また、査定を受ける時の注意点があれば知っておきたいと思う方もいるでしょう。

事前に査定時に必要となるポイントを押さえることによって、依頼をする際に役立てることができます。ここでは車を売る前のポイントについて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

査定後の商談の気を付けることについてはまた別で解説していきたいと思います。

目次

査定基準

車を査定する際内装・外装の点数をつけ総合点で車の価値を判断します。

この評価点は各社でバラバラではなく車業界として基準が決まっています。

ざっくりまとめるとこのような形になります。他にも冠水車や消火器歴有車の評価点もありますが、一般的でないので省いています。

この評価点に年式・距離も併せて総合点がつきます。

外装に関しては線傷よりも凹みの方がダメージが大きいと見ます。

またこの写真のように同じタイミングで着いたであろう傷でも矢印のようにパネルごとに見ますので、これは2か所に大きく傷がついていると判断されます。

内装はシートの破れや飲み物こぼしたようなシミだとそこまで大きく評価が落ちません。

が、ダッシュボードがひび割れていたり、落とせない臭いがついている場合は大きく票が下がります。

経験上一番内装で評価落ちるのはやはり臭いです。

特にペット臭は一番評価が落ちると思った方が良いです。

査定員によって若干の差が生まれてしまいますが、見落としがない限り会社ごとで大きく評価点が変わることはないので安心して下さい。

査定依頼をするときに自分の車に合った業者に依頼する

まず1つ目が自分の乗っている車に合った業者に依頼をかけることです。

例えばプリウスに乗っている方が外車専門店に査定を依頼しても高く査定してもらえる確率は下がります。

また旧車をディーラーに下取りに入れても大分安い提示になってしまう恐れがあります。

プリウスなら大手中古車買い取り店が強いですし、旧車なら専門店の方が大手買取業者よりも圧倒的に高くとってもらえる確率が高いです。

高く買うためにはオークションに出さず、自社で売ることが絶対条件になってきます。

ただ、自分に合った車屋なんてわからないよという方も多くいると思います。

そんな方にぜひ利用してもらいたいのが一括査定のMOTAです。

最大20社が情報をもとに入札を行い、上位3社とだけ交渉ができるので電話を受ける回数も減りますし、なによりその車種に強い会社が交渉権をとることが多いのでお勧めです。

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査定当日の天候に注意す

これはあまり解説しているサイトさんは少ないのですが、雨の日は査定がシビアになる可能性が高くなります。

まず大前提として、板金もしくは交換がされてないのに事故になる確率は低いです。

そのうえで一番見分けるのに神経を使うのは板金の有無です。(交換は見分けやすいのでそこまで神経使わないです)

板金を見分けるうえで、我々査定員は判断するのに6-7割を塗装面の状態で判断しています。(最終的には残り3-4割の手触りやシーラントも含めて判断します)

板金し直して再塗装をした場合、塗装の下にゴミや埃が入ってポツポツしていたり、塗装が荒く他の場所と比べて波打っていたりすることが多いです。

そのため1-2m離れたところから板金疑いの部分に景色を映して歪みや違和感がないか判断します。

ただ、これが雨や雪が降っていた場合水滴の影響で塗装面がよく見えなくなります

そのため板金しているようにも見えるけど雨の影響でよくわからないグレー判定になった場合、査定相違を恐れて板金していると判断する査定員も多くいます

なぜかというと、板金しているという評価をして実際はしていなかった。なら評価額が上がりますが、逆に板金していない→実際はいていた。だと評価額が下がってしまいます

なので確証はないがまぁまぁ怪しい時は板金しているという評価にされてしまいやすい傾向にあります。

これが同じ状態の車でも晴や曇りの場合は確りと塗装面が確認できるので、確証がなければ板金でとることはありません

雨の日にスーパーの屋根付き駐車場などを指定される方もいますが、すでに雨で濡れているため正直意味が薄いです。

なのでできれば査定当日に雨が降っていた場合は天候がいい日に変更した方が良いです。

④査定前に洗車・掃除をする方が良いのか?

次はよく「査定前に洗車や掃除した方が良いですか?」と聞かれます。

これは程度にもよりますが、普段使い程度の汚れであればそのままでも大丈夫です。

泥まみれだったり埃で真っ白になってたりすると、そもそも傷が見えにくくなるので査定員が厳しめの判断になる可能性があります。

また、内装に関してはシートにシミがないかなども確認しますので、荷物がゴチャゴチャしてシートが確認できない場合はたいてい内装評価が1つ落ちます。(ただしシートカバーの場合は評価に影響なしの場合が多いです)

チャイルドシートなど取り外しが難しいものはそのままで大丈夫ですが、それ以外の大きな荷物はできる限り片付けてから査定の方が良い結果につながりやすいです。

傷やへこみは直した方が良い?

これもよく聞かれた質問でした。

答えは直さなくて良い

です。

ぶっちゃけた話直せばその分評価は良くなりますが、直した金額以上に評価額が上がることはほとんどありません

直すのに7万かけても評価額は1-2万とかしか変わらないことがほとんどです。

これからも長く乗っていくというのであれば直した方が良いですが、査定をする以上基本的には売却検討の方がほとんどだと思いますので、直すメリットがほとんどありません

唯一例外として、ガラスが割れてて保険で直せるならそれはありかなと思います。

ガラスにヒビが入っていると査定額が大幅に減少(ガラス交換で見るため)しますので保険適用してでも直せるのならその方が良いです。実費になるなら同じ額減少されるのでそのままで行きましょう。

⑥実際査定をしていて気になること・困ったこと

多い時だと日に10件近く査定することもあった立場から困ったことなどをピックアップしてみました。

  • 査定の間ずっと後ろから覗き込むように見ている
  • 査定員の行動に過剰に反応される
  • カスタムして有り、どこをどのメーカーに変えたか聞くも答えてもらえない
  • 事故や修復歴を知らんふりする
  • 車検証や内外装の写真を撮るのを拒否される(車検証見せるのも嫌がる)

ざっくり書き出しましたがこのような感じです。

まず査定の間周りにいられると気が散ってしまい、いつもよりも時間がかかってしまうので見るのであれば離れたところから見てもらいたいです。

2つ目は査定のためにすべてのドアを開けエッジ部分など触りながら確認しますが、ベタベタ触るなや全部見なくてもいいだろう等査定に必要な行動を不快に思われ注意をされる方がいます。こういう方は正直査定に呼ばないでいただきたい。

3つ目はフルカスタムしていると部品も多くめんどくさいと思いますが、部品一つで金額が変わることもあるため答えて頂けないと評価額が下がってしまうこともあります。

※4つ目は結構あって特に気を付けて頂きたいのですが、査定始める前に事故・修復歴ないか確認をとってから査定を始めます。

ワンオーナーで無申告で査定して事故発覚しその後の確認でも白を切ると、査定した営業マンから見限られることが多くあります

車は決して安くない金額で企業も買うことになります。

事故という車の評価の大きいところを偽る方だと、他にも何か隠しているのではないか?とも思ってしまうのでまともに金額の話ができなくなります。

金額上げたいのは分かりますが質問には正直に答えた方がお得だと思います。

もちろんツーオーナー以降で本当に知らなかった場合もありますが、嘘つく人のリアクションは結構同じなので正直分かりやすいです。

ここは本当に気を付けましょう!

5つ目はこれはもう論外です。

個人でやっていてもデータも残せないのであれば評価出せるはずもありません

個人情報だからと車検証見せない方もいますが、依頼主と車検証上の名前が違うこともありますし車検証は車の重要な情報が載っています

また内外装の写真を撮るのは企業に報告しないといけませんし、査定後傷が増えているなどのトラブル防止の側面もあります。

厳しいことを言いますが、データに残してほしくないなら査定はあきらめて下取りか廃車にしてください。

特に自分が営業をやっていた時会社にまともに相手したくないと言っていたのは②④⑤番の対応を取られた時です。

営業マンにそっぽ向かれたら得は何もないので、上記はなるべくしないようにしていただけると助かります。

まとめ

今回は査定における注意点を上げましたが参考になったでしょうか?

簡単にまとめると

天候が悪い日を避け、不用品を取り出して、営業マンの質問にはしっかり答える

これだけでマイナス査定は大分減るります。

せっかく査定をするのであれば少しでも高く評価してもらえるように準備をしましょう。